リミテッド・スリップ・デフの種類とそれぞれの特長

リミテッド・スリップ・デファレンシャル、LSDは差動制限装置で、デフロックが作動したときに差動固定時ドライブ性の低下問題をカバーするために必要と場合に応じて差動を制限するための装置です。大きく分けて機械式と電子式に分かれており、機械的に制限する「トルク感応式」と「回転感応式」そして電子式制限をする「アクティブ制御式」の3種類が存在します。

トルク感応式ではヘリカル、トルセンLSDが一般的です。トルク感応式は装置に掛かるトルクが一定以上になると差動を開始するタイプでス。ヘリカルはウォームギアを用いて滑らかな差動をさせ、メンテナンスいらずなので、純正で取り付けられることが多いです。トルセンはそれの発展型で差動は緩やかに効きます。その中でも差動制限力が強いタイプや、設定可能幅が広いタイプなどがあります。機械式はメンテナンスも簡単でトルクに応じるので容易に扱うことが出来ます。

回転感応式ではビスカスLSDが一般的です。左右の車輪での回転差が一定以上になると差動制限を開始するタイプです。ビスカスは回転感応式なので、回転数に差があるときしか作動しない、回転数に差があるときに作動してしまうなど機械式に比べて条件を選んでしまうので少し扱いに難しいです。

アクティブ制御式は電子制御を使う差動装置でレースカー等によく使われています。市販車で搭載している車は少ないですが、性能としては機械式より上です。